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「眼」の構造PART1では、角膜と強膜についてでしたが、今回PART2では、水晶体についてお伝えしていきます。
PART1で、角膜は第一のレンズであるといいましたが、第二のレンズと呼べるのは水晶体となっています。
では、角膜と水晶体の最も大きな違いとは何なのでしょうか?
答えは、角膜は形状が不変的であるのに対し、水晶体は厚みを調節することが可能なのです。
普段モノを見るのに、
外からの光→角膜で1度目の屈折→水晶体で2度目の屈折→網膜に投射されるという仕組みとなっています。
網膜では2度の屈折により、ピントの合った映像を結ぶことが出来るのです。
そのピントの調節をしているのが、第二のレンズである水晶体なのです。
近くを見る時は、水晶体を厚くして屈折力を強めます。
遠くを見る時は、水晶体を薄くして屈折力を弱めます。
このように水晶体の厚さを調節することで、網膜上にピントが合うように調節しているのです。
水晶体は、もともとゼリー状の物質で、中心部には「核」その周囲に「水晶体皮質」それを格納している「水晶体嚢」で構成されています。
では、水晶体はどのようにして厚さを調節しているのでしょうか?
水晶体自体で、厚さを調節しているのでしょうか?
答えは、水晶体の周囲にある毛様体と呼ばれる筋肉を中心とした組織によって、厚みを調節しているのです。